ある朝スウプは
ジャンル邦画・受賞作品・ロマンス/ラブ
第23回バンクーバー映画祭コンペティション部門グランプリ受賞
第27回ピアフィルムフェスティバルグランプリ受賞
第46回日本映画監督協会新人賞(監督:高橋泉)受賞
- 監督・脚本・撮影・編集:高橋泉
キャスト:廣末哲万、並木愛枝、高橋泉
第23回バンクーバー映画祭コンペティション部門グランプリ受賞
第27回ピアフィルムフェスティバルグランプリ受賞
第46回日本映画監督協会新人賞(監督:高橋泉)受賞

2004年ぴあフィルムフェスティバルやバンクーバー映画祭など、各国の映画祭でグランプリを受賞した作品。画面から溢れ出るその表現力や、ドキュメンタリーのようなリアリティは、「自主製作映画である」という先入観を覆し、大手が作った空虚なメジャー大作が悲しくなるほどすばらしい。共に暮らす恋人がいつのまにか新興宗教に入っていたことで、いいようのない嫌悪感にかられる女性。しかし相手を必死で自分の日常へつなぎ止めようとするその姿は、特異なシチュエーションを乗り越え、「他人と他人で成り立つ男女の愛」という普遍的なテーマが浮かび上がってくる。主演の廣末、並木の演技は「演技臭さ」が感じられず、驚くほど自然に見える。その裏にはよく練られた脚本と的確な演出があるのだろう。映画に対する「真摯な思い」が伝わってくる作品だ。
電車の中で突如発作に襲われた北川は、彼と同棲生活を続ける志津が付き添った病院でパニック障害と診断される。社会生活がままらなくなった北川は、在宅勤務のパソコンの仕事を始めた。しばらくして志津が遅く帰宅すると北川の姿はなく、部屋には見慣れぬ黄色いソファが置かれていた。翌朝、帰宅した北川は腕に数珠をつけていた。やがて志津は北川が通っているセミナーが、新興宗教のものであることを知る。2人の日常を取り戻そうとする志津だったが、距離はどんどん離れていくばかりだった。